漢方薬は、中医学の中心的な治療法です。
植物、動物、鉱物など自然の素材でつくられた「生薬」を服用、あるいは、塗布する(塗り薬にして塗る)ことによって、病気治療します。
漢方薬は、「民間薬」と混同されることが多いですが、民間薬は、「どうして効くかはわからないけれど、昔から使われている」といったように、それぞれの土地の風土に合わせて用いられてきたもので、なぜ、どのように効くかは明確でないものも多いです。
これに対して、漢方薬では、その成分が身体にどのように働きかけて、病気を治療するかが、きちんと分析・整理されています。
中国に於ける中医学大学では、単独の生薬の効能・効果を学ぶ「中薬学」と「漢方処方」の基本形を学ぶ「方剤学」は、どちらも必須科目になっています。
漢方薬と民間薬とでは、その使用方法が東洋医学に根拠づけられているかどうかという点で、異なっています。
次は、各生薬ごとの説明ページへのリンクです。生薬名称の50音順です。ご覧ください。 |