【適応症】鉄欠乏症貧血、心臓弁膜症、出血後の動悸、高血圧、眩暈(めまい)、心悸亢進症、冷え、立ちくらみ、肩こり、耳鳴り、呼吸促迫、顔面蒼白、浮腫
次の症状のいくつかある方は、鍼砂湯が良く効く可能性が大きいです。
●加齢により鉄分が不足して、冷え、めまい、立ちくらみ、肩こり、耳鳴り、動悸などがある方に用います。
●鍼砂とは砂鉄のことで、鉄分を補給できます。
●一般の造血剤では強すぎて胃をこわしてしまう方にも用いられます。
●貧血は血虚(血の不足)から起こると考えます。虚証の方がなる病気で実証の証の方も貧血のときは、一時的に虚証になっています。
●造血臓器である骨髄や消化器官系統を強め、諸器官の働きを正常にする漢方薬です。
●貧血と同時に月経異常も治します。
●本剤は、漢方の古典「原南陽」収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく錠剤としたものです。
●苓桂朮甘湯に鍼砂、牡蠣、人参を加えたもので、黄胖病(諸貧血、心臓弁膜症、萎黄病)などによく用いられます。
冷え、めまい、立ちくらみ、肩こり、耳鳴り、動悸
食前または食間に服用してください。
大人1日3回、1回10~15錠、7~13才迄1日3回、1回5~7錠、食前1時間或は食間温湯で服用のこと
食間とは…食後2~3時間を指します。
用法・用量に関する注意〉
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させること。
白朮…4.0g
【使用上の注意】 【相談すること】 1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること 1医師の治療を受けている人。2妊婦又は妊娠していると思われる人。 2.次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談すること しばらく服用しても症状がよくならない場合 【保管及び取扱い上の注意】 1)鍼砂湯 (しんしゃとう) は小児の手のとどかない所に保管すること。 2鍼砂湯 (しんしゃとう)は直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない、涼しい所に密栓して保管すること。 3誤用をさけ、品質を保持するために、鍼砂湯 (しんしゃとう)を他の容器に入れかえないこと。 4保存の状況が悪いと、場合によっては虫、カビ等がつくことが考えられますので、上記の注意を必ず守って下さい。 鍼砂湯 (しんしゃとう) は、原料として天然の生薬を用いていますので、製品により多少色が異なったり、開栓後、吸湿により錠剤の色が濃くなる場合がありますが、効果には変わりありません。