出典書籍
西暦1337年 元時代 『世医得効方』 by危亦林 19巻。五代にわたる医家の家伝方を根拠として編集したもの。元代の医学を十三科に分けている。内科、外科、婦人科、五官科、小児科および傷科などの疾病の脈病証治を分別して述べている。特に骨傷科病証の治療には、見るべきものがある。→処方使用期間:680年間
頻度不明 | |
過敏症注1) | 発疹、発赤、そう痒、蕁麻疹等 |
消化器 | 口渇、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹部膨満感、腹痛、下痢、便秘等 |
泌尿器注2) | 頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、膀胱炎等 |
その他 | 全身倦怠感 |
【適応症】水瀉性下痢(泄瀉)、急性胃腸炎(下痢(泄瀉)、嘔吐)、急性腎炎、慢性腎炎、感冒、浮腫、暑気あたり、むくみ、肝硬変、ネフローゼ、クインケ浮腫
次の症状のいくつかある方は、柴苓湯(小柴胡湯+五苓散)が良く効く可能性が大きいです。
●ツムラ柴苓湯エキス顆粒(医療用)は、小柴胡湯と五苓散料との合方です。
●小柴胡湯の証(胸脇苦満があって、軽度の虚証と見られる場合)に浮腫、口渇、尿不利、嘔吐、下痢などの水湿の症候をともなう場合に使用します。
①腎炎・ネフローゼ
②肝炎で腹水を伴う場合
③急性腸炎(下痢)または胃炎(嘔吐)、潰瘍性大腸炎
●身体の免疫反応を調整し、炎症をやわらげる働きをします。また、水分循環を改善し、無駄な水分を取り除きます。胃腸炎などによる下痢や嘔吐、むくみ(浮腫)などに適応します。また、腎炎やネフローゼなどアレルギーや免疫系がかかわる病気にも応用されます。
○小柴胡湯の証で、尿量減少やむくみがあれば、この方剤が当てはまります。
○体力が中くらいで、口が渇き尿量が少ないことを目安に用います。
●小柴胡湯と五苓散の合方であり、両方の処方から一文字ずつ取って名付けられました。
西暦1337年 元時代 『世医得効方』 by危亦林 19巻。五代にわたる医家の家伝方を根拠として編集したもの。元代の医学を十三科に分けている。内科、外科、婦人科、五官科、小児科および傷科などの疾病の脈病証治を分別して述べている。特に骨傷科病証の治療には、見るべきものがある。→処方使用期間:680年間