出典書籍
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』 by 日本で生まれて経験的に幅広く用いられているが明確な創作者がわかっていない処方。→処方使用期間:217年間
頻度不明 | |
過敏症注1) | 発疹、蕁麻疹等 |
消化器 | 口渇、食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢、便秘等 |
泌尿器注2) | 頻尿、排尿痛、血尿、残尿感、膀胱炎等 |
【適応症】気管支ぜんそく、小児ぜんそく、せき、気管支炎、不安神経症、百日咳、神経衰弱、ノイローゼ、喘息発作などによる呼吸困難。
次の症状のいくつかある方は、柴朴湯(小柴胡湯+半夏厚朴湯)が良く効く可能性が大きいです。
喘息の体質改善に!
●何となく不安感がある人に用いられます。イライラしやすく痰があり、息切れする人に用いられます。喘息様気管支炎にも良いです。
●ぜんそくや気管支炎にかかり、のどがぜいぜいして息苦しいのははた目にもつらいものですが、それがたびたび繰り返されると、気分もふさぎがちになるものです。
●ツムラ柴朴湯エキス顆粒(医療用)は、発作への不安のつよい方、心配ごとなどがあると発作を起こしやすい方などにおすすめしたい漢方薬です。
●呼吸器の炎症症状に加えて咳嗽、喀痰、呼吸困難あるいは喘鳴などの湿痰の症状を伴うものに用いるとよいです。
●ツムラ 柴朴湯 エキス顆粒(医療用)は、漢方の古典「傷寒論」(しょうかんろん)、「金匱要略」(きんきようりゃく)(いずれも後漢時代)収載の薬方を基本とした我が国経験処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●小柴胡湯と半夏厚朴湯の合方であり、両方の処方から1文字ずつ取って名付けられました。
●小柴胡湯の証と半夏厚朴湯の証を併せそなえるものです。
●柴朴湯は気管支の痙攣(けいれん)による咳嗽に有効ですが、小柴胡湯も半夏厚朴湯も、どちらも気道を乾燥させる作用が強いので、湿痰(喀痰の多いもの)に用いるべきで、気道が乾燥して反射性の「乾咳」を出す例に用いてはいけません。そういう場合は麦門冬湯などを使用します。
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』 by 日本で生まれて経験的に幅広く用いられているが明確な創作者がわかっていない処方。→処方使用期間:217年間