中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。
中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。
身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。
ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。
このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。
この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。
中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
次の症状のいくつかある方は、八味地黄丸+人参が良く効く可能性が大きいです。
●下半身機能低下(腰痛、足弱)
●足腰の冷え
●排尿障害(臍下不仁)
【舌診】(tongue)
湿って淡白で、白滑舌苔をおびます。
【脈診】(pulse)
沈尺弱です。
【腹診】(abdomen)
下腹部に力がなく、お臍(へそ)から下の部分に手をあてると引っ込みます(臍下不仁(さいかふじん))。また臍(へそ)から下の正中線に鉛筆の芯のようなものを触れることがあります。
次の量を、食後に水またはお湯で服用すること。
年齢… 1回量 1日服用回数
成人(15歳以上)… 1包 3回
15歳未満… 服用しないこと
<用法・用量に関連する注意>
用法・用量を厳守すること。
散剤…粉末、あるいは細かい粒(微粒、細粒)の薬で、溶けやすく吸収されや
すいのが特徴です。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
次の人は服用しないこと
(1)胃腸の弱い人。
(2)下痢しやすい人。
1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人。
(4)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
2.次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談すること
(1)服用後、次の症状があらわれた場合
関係部位 症状
皮ふ 発疹・発赤、かゆみ
消化器 食欲不振、胃部不快感、腹痛
その他 のぼせ、どうき
(2)1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合
3.次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談すること
下痢
保管および取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
(4)使用期限を過ぎた製品は服用しないこと。