中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
次の症状のいくつかある方は、紫雲膏が良く効く可能性が大きいです。
●皮膚が蒼白い。
●かゆみが少ない。
【舌診】(tongue) 不定です。
【脈診】(pulse) 不定です。
【腹診】(abdomen) 不定です。
●適量を患部に塗布又はよくすりこみます。又はガーゼ・脱脂綿に塗布して患部に貼ります。
●紫雲膏を患部に合わせてリント布などに厚く塗り、その部分を覆い隠すようにガーゼなどの布を当て、染み出ないように包帯で巻く、あるいは医療用のテープなどを貼って止める。
[本品20g中]
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