出典書籍
西暦1963年 昭和時代 『修琴堂創方』 by大塚敬節 大塚敬節の修琴堂医院にちなんだ名称。『症候による漢方治療の実際』→処方使用期間:54年間
【適応症】高血圧に伴う随伴症状(頭重、肩こり、のぼせ、耳鳴り)、更年期症候群、本態性高血圧、腎性高血圧、慢性腎炎、動脈硬化症
次の症状のいくつかある方は、七物降下湯が良く効く可能性が大きいです。
虚弱な方の高血圧に!
●血虚による高血圧に用います。
●中高年になると運動不足など、長年の生活習慣の影響もあって血管系の老化があらわれ、高血圧の傾向が出てくることがあります。社会の高齢化に伴い、またストレスや飽食など、昨今の生活環境の中でそうした高血圧者の健康管理が一層重要になっています。
●シチモールは、からだ全体の調和をはかりながら血圧にもよい影響を与えていく漢方の長所をそなえており、とくに体力にあまり自信がなく、顔色もすぐれず、肩がこったり、頭が重い、あるいはのぼせたり、耳鳴りがしたりする方におすすめしたい漢方薬です。
●高血圧薬としては、西洋薬のように単に血圧を下げるだけでなく、高血圧の諸症状を緩和して、平行して体質を改善することで、血圧を健全に戻していく効果があります。
×体力が衰えていても胃腸の働きの良い方に用いるもので、食欲不振、下痢などを起こす方は禁忌(きんき)(服用を避ける)です。
●本剤は、昭和の漢方医学復興に尽した大塚敬節の創方による処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく錠剤としたものです。
●本方は大塚敬節が創製したもので、四物湯に釣藤鈎、黄耆、黄柏を加えた7種類の生薬から成り、高血圧を治療することから名付けられました。
●身体が虚弱な方で高血圧に伴う頭痛、肩こり、のぼせ、耳鳴りなどを訴える方に使用します。
西暦1963年 昭和時代 『修琴堂創方』 by大塚敬節 大塚敬節の修琴堂医院にちなんだ名称。『症候による漢方治療の実際』→処方使用期間:54年間
身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症:
高血圧に伴う随伴症状(頭重、肩こり、のぼせ、耳なり)
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
年齢 1同量 1日服用回数
大人(15歳以上) 4錠 3回
15歳未満 服用しないでください
七物降下湯の構成生薬は下記の7種類です。
相談すること
1.次の人は服用前に医師または薬剤師に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)胃腸が弱く下痢しやすい人。
2.次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師または薬剤師に相談してください
(1)服用後、次の症状があらわれた場合
関係部位 症状
皮ふ 発疹・発赤、かゆみ
消化器 食欲不振、胃部不快感
(2)1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合
3.次の症状があらわれることがありますので、このような症状の継続または増強が見られた場合には、服用を中止し、医師または薬剤師に相談してください
下痢
【保管及び取扱い上の注意】
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わる場合があります。)
(4)水分が錠剤に付きますと、品質の劣化をまねきますので、誤って水滴を落したり、ぬれた手で触れないでください。
(5)湿気などにより薬が変質することがありますので、服用後は、ビンのフタをよくしめてください。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。