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喜谷実母散:
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1865年 江戸時代 『浅田家方』 浅田宗伯 →処方使用期間:149年間中薬構成
(herb composition)
人参・白朮・甘草は人参湯から乾姜を除いたもので、これに心下痞を治す黄芩・黄連の組み合わせ、血のめぐりをよくする当帰・川芎の組み合わせ、芳香性健胃薬(気のめぐりをよくすると漢方では考える)の香附子・木香・丁香などを加えたものです。
桂枝もこの場合、芳香性健胃薬として期待されていますが、特にのぼせを下げる薬として方剤中重要な地位を占めています。檳榔子も健胃薬であり、香附子は気をめぐらすとともに調経作用(月経を調える作用)もあり、当帰・川芎の作用を助けます。大黄は便秘のない場合は除いて用います。
本方は苓桂朮甘湯から茯苓を除いて他を加えたと見ることもできるように、めまいやのぼせを主目標に構成されており、人参湯が適するような体質で、心下痞や胃内停水があり、気のめぐり・血のめぐりがともに悪い場合に適した方剤です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |