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清肺治喘丸:
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1838年 清時代 『重楼玉鑰(じゅうろうぎょくやく)』 鄭梅カン →処方使用期間:176年間生薬説明
●ジオウ(地黄:ゴマノハグサ科)…アカヤジオウの根を乾燥したもので、のどの腫れをとるとともにのどを潤します。(強壮、鎮静、解熱)●ボタンピ(牡丹皮:キンポウゲ科)…ボタンの根を乾燥したもので、のどの痛み・腫れをとります。(止血、鎮痛、炎症)
●シャクヤク(芍薬:キンポウゲ科)…シャクヤクの根の外皮を除いて乾燥したもので、のどの痛みを取ります。(筋の痛み、緊張をゆるめる、鎮痛、鎮痙、抗菌)
●カンゾウ(甘草:マメ科)…カンゾウの根と根茎を乾燥したもので、のどの痛み、腫れを取り、痰を出しやすくします。(咽喉諸症)
●バクモンドウ(麦門冬:ユリ科)…ジャノヒゲの根の膨大部を乾燥したもので、せきを鎮め痰を出しやすくします。(鎮咳、去痰、解熱)
●ハッカ(薄荷:シソ科)…ハッカの葉を乾燥したもので、のどの痛み・腫れを取り、清涼感を与えます。(表証としての咽の鎮痛をとる)
●ゲンジン(玄参:ゴマノハグサ科)…ゴマノハグサの根を乾燥したもので、のどの痛み、腫れを取ります。(消炎、解熱、鎮痛)
●バイモ(貝母:ユリ科)(形がハマグリに似ている)…アミガサユリの鱗茎を乾燥したもので、せきを鎮め気管支炎にも効果があります。(鎮咳、去痰、排膿)
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |