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ウチダ 桂枝加朮附湯 煎じ薬:18
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1962年 江戸時代 『吉益東洞方』 吉益東洞 古方派→処方使用期間:52年間中薬構成
(herb composition)
桂枝湯に蒼朮と附子を加えたものです。桂枝湯は汗の出やすい、顔色のあまりよくない、いわゆる虚証者の軽い発散剤ですが、これに燥性で発散性の蒼朮と附子を加えたものが本方剤です。
附子は石膏が寒性薬の代表であるのと対照的に、熱性薬の代表であり、これの入った方剤は必ず寒証者向きと考えてよいです。蒼朮も温性で、本方剤は桂枝湯よりも一層はっきりと寒証者向きであることがわかります。もう一つ桂枝湯と異なる点は、湿証者向きだということで、方剤は全体として寒虚証で湿のある場合に、これを発散させる方剤だと言うことができます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |