出典書籍
西暦1760年 江戸時代 『吉益東洞経験方』 by吉益東洞 古方派。吉益 東洞 (よします とうどう)(1702年3月3日 - 1773年11月9日))は、安芸国山口町(現在の広島市中区橋本町付近)出身の漢方医で、古方派を代表する医であり、日本近代医学中興の祖である。→処方使用期間:257年間
【適応症】神経痛、関節痛、慢性関節炎、腰痛症、坐骨神経痛、慢性関節リウマチ、偏頭痛、半身不随、小児麻痺、脊椎カリエス、脊椎、背髄腫瘍
次の症状のいくつかある方は、桂枝加朮附湯が良く効く可能性が大きいです。
●疲れやすく、汗をかきやすい人で、患部が冷えて痛み、重苦しく屈伸困難な人に使用します。神経痛、関節痛の漢方薬です。
●四肢の関節が痛み、時には腫れたり、また肩、顔面や手足などの神経に沿って痛んだり、逆にマヒ感があると、耐えがたく日常生活に支障を来たすこともまれではありません。医学的な原因は一様ではありませんが、寒冷や湿気が誘因になったり、悪化を招くことが多いものです。
●ウチダ桂枝加朮附湯煎じ薬は、体内の「湿毒」(しつどく)を除き、また全身の血行をよくし、体を温めながら痛みを緩和する漢方薬です。また日常生活にも気をつけて、根気よく治すことが大切です。
●体力が低下している人の頭痛や寒気、排尿障害、手足の関節痛や腫れなどを使用目標に、慢性の神経痛やリウマチ、関節炎、手足や顔面のまひなどを治療するために用いられる良薬です。
●本剤は、江戸時代の漢方医学者吉益東洞(よしますとうどう)が著した「方機」収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。
●桂枝湯に朮と附子を加えた処方で、これを方剤名としました。
●冷え症で、手足の関節や筋肉がはれて痛み、屈伸が困難な方に使用します。尿量が減少して、冷えると憎悪し、麻痺感がある方にも使用します。
西暦1760年 江戸時代 『吉益東洞経験方』 by吉益東洞 古方派。吉益 東洞 (よします とうどう)(1702年3月3日 - 1773年11月9日))は、安芸国山口町(現在の広島市中区橋本町付近)出身の漢方医で、古方派を代表する医であり、日本近代医学中興の祖である。→処方使用期間:257年間
神経痛、関節痛
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。
桂枝加朮附湯は、主薬の桂枝(桂皮)をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。おだやかな発汗・発散作用のある桂皮、痛みをやわらげる芍薬、余分な水分を取り除く蒼朮、体をあたため痛みをとる附子、緩和作用のある甘草などが配合されています。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。
●附子が含まれているため子供の使用には、注意が必要です。