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ツムラ 桔梗湯 エキス顆粒(医療用):138
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 →処方使用期間:1764年間生薬一覧
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|---|
甘草 » |
3 |
臣薬 |
清熱解毒・化痰・止痛 |
補虚薬 |
補気薬 |
桔梗 » |
2 |
君薬 |
化痰・止咳・排膿・利咽 |
化痰止咳平喘薬 |
止咳平喘薬 |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
生薬説明
少陰の咽痛を治します。少陰病で邪熱が少陰経脈を伝って咽喉に上攻したものです。桔梗は肺熱を瀉します。消炎、排膿、鎮咳作用を有し、咽痛に効果があり、気管の分泌を促進します。
甘草(生)は消炎、解毒と共に桔梗の刺激性を緩和しています。(生甘草は少陰の伏火を消します)
以上より本方は肺熱(上気道の炎症)に対する基本処方であります。
中薬構成
(herb composition)
桔梗・甘草の二味から構成されますが、方剤の意味から言うと、甘草湯に桔梗が加えられたと考えた方がわかりやすいです。
桔梗には祛痰・排膿作用があり、甘草湯の作用にこの作用が付加されたと見ればよいです。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |