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ツムラ 滋陰至宝湯 エキス顆粒(医療用):92
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1587年 明時代 『万病回春』 {龍+共}廷賢 →処方使用期間:427年間中薬構成
(herb composition)
柴胡が入っていますが、全体から見てその量は少なく、いわゆる柴胡剤には入りません。柴胡・知母・地骨皮はいずれも解熱薬、薄荷・香附子は発散薬、芍薬は鎮痛薬、麦門冬・貝母・陳皮は鎮咳・祛痰薬(乾咳向き)で、これに補血薬である当帰と、胃アトニーによい白朮と茯苓が加えられています。
構成生薬は寒性・補性・潤性・降性のものが多く、熱証で虚証で、皮膚はカサカサし、咳や痰(切れ難い)のある方向きにつくられた方剤で、滋陰降火湯と同じく、この方剤も滋陰(陰虚証で熱虚燥状を呈するものを潤す)を目的としてつくられた方剤です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |