中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
五臓(ごぞう)
気・血・津液・精
弁証論治・事典
【証(病機)】脾虚湿困(ひきょしつこん)
● > 女性の使用が多い方剤です。
【中医学効能(治法)】 清熱排膿
【用語の説明】(term)
清熱(せいねつ) »…熱をさますことです。身体の内部の熱を冷ますことです。体表の熱の場合は解熱といいます。
排膿(はいのう) »…化膿した部分を切開して膿(うみ)を出すことです。
脾虚(ひきょ) »…脾の機能が落ちた状態のことです。
証(症状・体質)判定を望む方は
証判定メニュー
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
●皮膚の荒れ。
●いぼ。
ヨクイニンエキスとして、通常成人1日1.O~2.Ogを3回に分割経口投与する。(ヨクイニンエキス錠「コタ□一」は、通常成人1日9~18錠を3回に分割経口投与する)なお、年齢、症状により適宜増減する。
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 大分類 | 中分類 |
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薏苡仁 » | 1 |
滋養 |
利水滲湿薬 |
君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。
錠剤…成分を一定の形に圧縮して固めた薬です。薬が口・食道に貼り付くのを防ぐために、あらかじめ水またはお湯を飲んで口・食道を湿らせてから、口に水またはお湯を含み、薬を口に入れて、水またはお湯と一緒に飲み込むようにしてください。
〔使用上の注意〕
(1)副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。
頻度不明
*過敏症訓 発疹、発赤、痛痒、尋麻疹等
消化器 胃部不快感、下痢等
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること
(2)高齢者への投与
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
(3)妊婦、産婦、授乳婦等への投与
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
(4)小児等への投与
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない。]
〔取扱い上の注意〕
*(1)本剤は吸湿しやすいので、湿気を避け、直射日光の当らない涼しい場所に保管してください。
特に、開封後はキャップを堅く締めて保管してください。
本剤は湿気を帯びた手で触れると褐色に変色することがあるので、投薬時に注意喚起を行ってください。
本剤をグラシン紙等の包材に分包して投薬する場合は気密性の高い容器に入れ、湿度の低い場所(冷暗所)に保管してください。
(2)本剤は天然の生薬を原料としていますので、□ツトにより色調等に異同がありますが、効能その他に変わりはありません。
【妊娠・授乳の注意】
●特にありません。