出典書籍
西暦1600年 明時代 『薛氏医案(せっしいあん)』 by薛己 本書は薛己および父の薛鎧が撰写、あるいは校注、輯集した医書24種を合本したものである。《内科摘要》《正体類要》《口歯類要》《癘瘍機要》《保嬰撮要》《女科撮要》《外科発揮》《外科心法》《元機啓微》などを含んでいる。このほか本書にはまた《薛氏医案十六種》《薛氏医案九種》などの版本がある。→処方使用期間:417年間
【適応症】尿路系炎症(腎盂炎、膀胱炎、尿道炎)、排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ、膀胱カタル、膣炎、陰部湿疹、子宮内膜炎、陰部痒痛、バルトリン腺炎、陰部掻痒症、睾丸炎、外陰潰瘍、トリコモナス、ベーチェット病、ソケイリンパ腺炎、肝硬変
次の症状のいくつかある方は、竜胆瀉肝湯が良く効く可能性が大きいです。
●色が濃いおりもの、かゆみ、排尿痛に用います。
●湿潤した陰部の掻痒症(男女共に)で熱感の強いものに使用します。
●黄帯下を伴う陰部掻痒にも尿が濃く・イライラの激しい人の排尿痛に用います。
●東洋 龍胆瀉肝湯 エキス細粒は、尿道や膀胱、外陰部などに炎症(充血、痛み、腫れ)のある場合に用いられます。漢方ではこの炎症を下焦(げしょう)の湿熱といっています。尿が濁ったり、排尿時に痛む、あるいは出しぶる、その場合しばしば下腹部が重苦しいといった方、またそういう症状をよく繰り返すとか、ご婦人のおりもの(帯下(こしけ))にも適しています。
●肝経の実火と湿熱を瀉す目的で作られた方剤です。
●下焦の諸炎症で、充血、腫脹、疼痛を伴うものに用いられます。
●本剤は、一貫堂森道伯(いっかんどうもりどうはく)の創方による処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく錠剤としたものです。
●本方は9種類の生薬から成ります。適応は肝経の湿熱つまり尿不利を伴う熱であり、これを瀉して治すことから、その主薬ならびに薬効より名付けられました(『臨床応用漢方処方解説』)。
①「色の濃いおりもの、かゆみ、排尿痛に」用います。
②使用上の注意:「色の濃いおりもの」などは熱証で、寒証には用いません。
●皮膚が浅黒く、手足の裏に汗をかきやすく、特に下半身の炎症に用います。
西暦1600年 明時代 『薛氏医案(せっしいあん)』 by薛己 本書は薛己および父の薛鎧が撰写、あるいは校注、輯集した医書24種を合本したものである。《内科摘要》《正体類要》《口歯類要》《癘瘍機要》《保嬰撮要》《女科撮要》《外科発揮》《外科心法》《元機啓微》などを含んでいる。このほか本書にはまた《薛氏医案十六種》《薛氏医案九種》などの版本がある。→処方使用期間:417年間