出典書籍
西暦1798年 清時代 『温病条弁』 by呉鞠通 6巻。作者は《傷寒論》の文体を手本とし、明・清の温病学家の学術経験を汲み取り、簡明な文字で篇を分け条を分け、温病の三焦弁証と治法を経験を加えて述べている。作者は葉天士を崇拝し、その弁証と治法には彼の治.験が非常に多くみられる。その他に産科、小児科の記述が多く述べられている。→処方使用期間:219年間
【適応症】感冒、インフルエンザ、咽喉炎、扁桃炎、流行性耳下腺炎、急性気管支炎、肺炎、日本脳炎、流行性脳石髄膜炎、急性腎炎の初期、麻疹、化膿の初期で表熱を呈するもの、熱性感染症初期の咽頭痛、発熱
次の症状のいくつかある方は、銀翹散が良く効く可能性が大きいです。
●銀翹散は、風邪治療の最も代表的な方剤です。
●インフルエンザ・咽頭痛の強い方に良く効きます。
●かぜによるのどの痛みや頭痛・せきなどの症状に効果があります。
●かぜによるのどの痛みや渇きなどの、炎症性の症状に効果があります。
●かぜによるせきや頭痛などの症状を緩和します。
●眠くなる成分は入っていません。
●辛涼清解により肺衛の熱邪を清透外解します。
●歯痛にもよく効きます。
□ 高熱がある(悪寒より発熱がひどい)
□ のどが痛い、赤く腫れる
□ 頭が痛い、重い
□ 口が渇く
□ 目が充血し、顔が赤い
□ 冷たいものを飲みたがる
●中国の清代の呉鞠通によって書かれた「温病辨」に収載されている「銀翹散」を基本にしてつくられた薬です。
●銀翹解毒丸=銀翹散-芦根+羚羊角。
●温病の代表方で、咽痛・発疹・発熱などの症状が目標です。中国では、一般薬として大抵の薬局に置いてあります。
●風邪は多くの場合、傷寒から始まって、温病に直ぐに転化してしまいます。
●「赤いカゼ」…温病のカゼです。炎症性のカゼではほとんど寒気(さむけ)が無く、熱感が強く、初めから熱がでます。特に口が渇いてノドに熱を持つことが多く、赤く腫れて痛むカゼです。
●「青いカゼ」…傷寒のカゼです。症状としてまず寒気を訴え、次第に熱がでて、頭痛や肩こり、節々の痛みなどを訴え、顔色が青白いカゼです。
●「赤いカゼ」の方には、銀翹散が適しています。一方「青いカゼ」の方には、葛根湯を使用します。
西暦1798年 清時代 『温病条弁』 by呉鞠通 6巻。作者は《傷寒論》の文体を手本とし、明・清の温病学家の学術経験を汲み取り、簡明な文字で篇を分け条を分け、温病の三焦弁証と治法を経験を加えて述べている。作者は葉天士を崇拝し、その弁証と治法には彼の治.験が非常に多くみられる。その他に産科、小児科の記述が多く述べられている。→処方使用期間:219年間
かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛
次の量を1日3回食間に水又は白湯で服用して下さい。
成人(15歳以上) 1回10丸、1日3回
7歳以上15歳未満 1回5丸、1日3回
5歳以上7歳未満 1回2丸、1日3回
5歳未満 服用させないこと
1日量:30丸中