出典書籍
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』 by 日本で生まれて経験的に幅広く用いられているが明確な創作者がわかっていない処方。→処方使用期間:217年間
【適応症】慢性化した咽喉炎、扁桃炎、扁桃周囲炎、耳下腺炎、頸部リンパ腺炎、蓄膿症、風邪で膿痰の出る場合。
次の症状のいくつかある方は、小柴胡湯加桔梗石膏が良く効く可能性が大きいです。
●のどの炎症や痛みをやわらげ、また、そのようになりやすい体質を改善します。
●小柴胡湯に桔梗と石膏を加味したものです。
●風熱型(熱のみあり悪寒がない)の感染症で表証のない場合に使用します。
○体力が中くらいで、ミゾウチから肋骨下部が張り胸苦しさのある方に向きます。
×石膏という強い寒性薬が加わっているので寒証の方は禁忌(きんき)(服用を避ける)です。
●本方は小柴胡湯に桔梗と石膏を加味した処方で、処方名はこれに由来します。
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』 by 日本で生まれて経験的に幅広く用いられているが明確な創作者がわかっていない処方。→処方使用期間:217年間
咽喉が腫れて痛む次の諸症:
扁桃炎、扁桃周囲炎
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。
小柴胡湯加桔梗石膏の構成生薬は、下記の9種類です。柴胡と黄ごん、石膏の組み合わせにより、炎症をしずめる効果が高まります。桔梗は、去痰・排膿作用のある生薬です。また、半夏は胸のつかえ感や吐き気をおさえます。そのほか、滋養作用の人参、炎症や痛みを緩和する甘草などが配合されます。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。