出典書籍
西暦1920年 明治時代 『一貫堂創方』 by森道伯 体質改善を主にした漢方療法。森 道伯(もり どうはく、慶応3年11月7日(1867年12月2日) - 昭和6年(1931年)1月19日))とは、明治・大正・昭和時代の日本の漢方家であり、後世派の一流派である一貫堂医学の創始者。→処方使用期間:97年間
【適応症】湿疹、慢性扁桃腺炎、小児の神経症、虚弱者、小児腺病質者、慢性胃腸病、貧血、頸部リンパ腺炎、肺門リンパ腺炎、扁桃腺肥大、神経質、不眠、夜泣き、偏食、るいれき、アデノイド、皮膚病、咽頭炎、微熱、疳症、麻疹後の不調和、肋膜炎、喘息。
次の症状のいくつかある方は、柴胡清肝湯が良く効く可能性が大きいです。
アトピー性皮膚炎に!神経質・疳の強いお子様に!
●熱を持った赤黒い、あるいは浅黒い湿疹で、ストレスを受けるとすぐに悪化するものに用いられます。小児のアトピー性皮膚炎にも用いられます。また、イライラや落ち着きのなさを示す(神経症)子供にも用いられます。
●近年は食生活や生活環境の変化に伴い、アレルギー性などの湿疹がなかなか治らなかったり、すぐ扁桃を腫らしてしまう小児が増えています。
●ウチダ柴胡清肝湯煎じ薬は、かんの強い傾向があって上記の症状で悩んでいる小児に用いられます。
●肝、胆、三焦経(咽喉、頸部、耳に連絡)の風熱を治します。
●本剤は、一貫堂森道伯(いっかんどうもりどうはく)の創方による処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく煎じ薬としたものです。
●本方は「外科枢要」(薜 立斉撰…明)の柴胡清肝湯(柴胡を主薬とし、肝・胆・三焦経の風熱を治す)に当帰、芍薬、地黄、黄連、牛蒡子、か楼根、薄荷を加え、人参を去った処方で、森道伯が創製した柴胡清肝散に由来します。
●主として小児腺病質の体質改善に用いられています。腺病質とは肝の鬱血を来しており、偏食して、神経質、発育が悪いものです。
●神経質で手足の裏に汗をかきやすく、皮膚が浅黒い方の湿疹に使用します。患部は乾燥して、かゆく、熱をもつこともあります。小児のアトピー性皮膚炎にも使用されます。
●疳の強いお子様の扁桃炎、湿疹あるいは夜泣きなどの神経症に用います。又、小児の体質改善として有効です。
西暦1920年 明治時代 『一貫堂創方』 by森道伯 体質改善を主にした漢方療法。森 道伯(もり どうはく、慶応3年11月7日(1867年12月2日) - 昭和6年(1931年)1月19日))とは、明治・大正・昭和時代の日本の漢方家であり、後世派の一流派である一貫堂医学の創始者。→処方使用期間:97年間
かんの強い傾向のある小児の次の諸症:
湿疹、慢性扁桃腺炎、神経症。
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。
柴胡清肝湯には、熱や炎症をさますもの、血流をよくするもの、あるいは排膿をうながす生薬などがいろいろと配合されています。
【妊娠・授乳の注意】
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。