出典書籍
西暦1865年 江戸時代 『浅田家方』 by浅田宗伯 浅田 宗伯(あさだ そうはく、文化12年5月22日(1815年6月29日) - 明治27年(1894年)3月16日)は日本の漢方医、儒学者。浅田飴より販売されている「浅田飴」のルーツとなる処方を考案した人物である。→処方使用期間:152年間
【適応症】脚気、高血圧症、動脈硬化症およびこれに伴う頭痛、心臓神経症、バセドー病、心筋炎、多発性神経炎、癇癪(かんしゃく)、ヘルペス、リウマチ、肺結核、疲労病、貧血症、更年期障害
次の症状のいくつかある方は、九味檳榔湯が良く効く可能性が大きいです。
●体の緊張状態をやわらげ、気分を落ち着かせる作用があります。心臓のドキドキ感や肩こり、けん怠感があって、便秘がちの人に向きます。
●起床時に顔やまぶたがはれぼったい、あるいは下肢に軽いむくみがあって倦怠感を自覚する人に効果があります。
●ウチダ九味檳榔湯煎じ薬を高血圧や動脈硬化に応用する場合には、顔色や皮膚が青白く、全身倦怠感、ことに脚の倦怠感、水分貯留傾向のある方で、階段をのぼるとすぐに息切れ、動悸がする方に適応します。
●出典は、明治時代の浅田宗伯家方です。
●九味檳榔湯は、ビタミン剤や疲労回復剤、ドリンクなどを求める方に喜ばれます。特に夏期疲労回復に抜群の効果があります。
西暦1865年 江戸時代 『浅田家方』 by浅田宗伯 浅田 宗伯(あさだ そうはく、文化12年5月22日(1815年6月29日) - 明治27年(1894年)3月16日)は日本の漢方医、儒学者。浅田飴より販売されている「浅田飴」のルーツとなる処方を考案した人物である。→処方使用期間:152年間
心悸亢進、肩こり、けん怠感があって、便秘の傾向があるもの。脚気、高血圧、動脈硬化、及びこれらに伴う頭痛。
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。
九味檳榔湯は、主薬の檳ろうをはじめ、下記の9種類の生薬からなります。檳榔と厚朴には、胸の重苦しさや違和感をとる作用があるといわれます。桂皮や紫蘇葉は、胃腸を丈夫にし、病因を発散させる働きをします。そのほか、木香など気分を落ち着かせる生薬も配合されています。
【妊娠・授乳の注意】
●配合生薬の大黄には、子宮収縮作用や骨盤内臓器の充血作用が認められています。そのため、流早産の原因にもなりかねません。大量でなければまず心配ないのですが、妊娠中の服用については医師とよく相談してください。