Now Loading

ウチダ 黄耆建中湯 煎じ薬の効能効果・弁証論治・舌診等

慢性の病状や化膿症、病後治療の漢方の特効薬

↓ご注文へ ↓ページ最終へ 次頁⇒食養生・ツボ・生活改善

この商品ページは、3ページあります。

ウチダ 黄耆建中湯 煎じ薬

 弁証論治

中薬学

中医学漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽陰陽のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学漢方)の良さは、薬そのものよりも、にもとづき人を診るという、その考え方にあります。

 弁証論治概要

症状・所見→四診→証→治法→方剤
脾陽虚(脾陽不振・脾陽虚弱・脾胃虚寒)  
胃虚寒(胃気虚・胃気虚寒)  

次の症状のいくつかある方は、黄耆建中湯が良く効く可能性が大きいです。

黄耆建中湯


 八綱分類

裏寒虚(りかんきょ) 裏 寒 寒 虚 …証(体質・症状)が、裏証(慢性症状)、寒証(冷え)、虚証(虚弱)の方に適応します。



 八法(治法の8分類)

黄耆建中湯は、温法:温裏・散寒・回陽・通絡などの効能により、寒邪を除き陽気を回復し経絡を通じて、裏寒を解消する治法です。

【中薬大分類】温裏(補陽)剤…体内を温める方剤です。即ち、裏寒を改善する方剤です。

【中薬中分類】温中散寒剤…中焦の冷え(裏寒)に用いる方剤です。中焦脾胃の陽気が虚衰して、運化と昇陽が不足し、腹痛・腹満・食欲不振・口渇がない・下痢・悪心・嘔吐・舌苔が白滑・脈が沈細または沈遅の症候がみられます。

 気血津液

人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
●気虚…氣が不足している方が使用します。氣の作用の不足で、全身の機能・代謝・抵抗力の低下や興奮性の低下などに伴う症候を現します。 疲れやすい、元気が無い、活力低下などを特徴とします。

【気血津・臓腑証】
肝気虚(かんききょ)…肝気の疏泄不足・昇発不足は主として情緒面にあらわれ、気力がない・やる気が出ない・ため息・憂うつ・情緒不安定などがみられます。
また、消化器系への影響として食欲不振・腹が脹る・食べると腹満が強くなる・噯気(げっぷ)・排便がスムーズでないなどの症候が生じ、肝の蔵血への影響として手足のふるえ・視力障害・しびれなども伴います。経絡上は肝経の走行に一致した症状もみられ、胸脇部から側腹・下腹に及ぶ膨満苦悶感が生じることも多いです。こうした症候は、一見すると肝気欝結に類似していますが、「疏泄の停滞」ではなく「疏泄の不足」によって生じているので、肝気を補うことが必要となります。
疏肝理気を主体にすると、肝気がさらに疲弊して症候を強める結果になります。また、肝は腎と同様に、肝血・肝陰の滋潤によって肝気・肝陽が機能するので、肝気を補う場合には肝血・肝陰を滋潤する必要があり、肝血・肝陰を滋潤することにより肝気を正常化させることを「柔肝」といいます。以上から、肝気虚に対しては「肝気を補って疏泄・昇発を強め、肝血・肝陰を滋潤して柔肝し、疏肝理気の薬物を少量加えて肝の疏泄を補助する」ことが必要になります。

 中医学基礎知識

中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
女性 五臓(ごぞう)   気・血・津液・精   弁証論治・事典  

【証(病機)】肝気虚(かんききょ)

【中医学効能(治法)】 補気固表・緩急止痛・温中補虚

【用語の説明】(term)

リンク補気(ほき) »…気を補う=益気のことです。

リンク止痛(しつう) »…痛みを止めることです。

リンク温中(おんちゅう) »…中焦=脾胃を温めることです。

リンク補虚瀉実(ほきょしゃじつ) »…足りないもの、虚を補って、いらないもの、実を出すという治療原則のことです。

リンク肝気(かんき) »…肝は西洋医学で言う肝臓も含め自律神経、ホルモン系の調整機能、血の貯蔵、精神機能などを有し、これらの機能を総称して肝気といいます。肝機能のことで、全身へ気を良く巡らせる働きをします。

 証の判定

判定

証(症状・体質)判定を望む方判定の方証判定メニュー  
※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。Java


 診断のポイント

●易疲労、虚弱、元気がない
●腹部軟弱
●下痢(泄瀉)、腹痛の傾向


【病症】(symptoms) 次の病症どれかのある方に本処方は適合します。

盗汗(ねあせ)。
●虚弱体質で疲れやすい。
●不眠。
●黄汗(汗で肌衣の黄ばむもの)。


 舌診

舌診舌診(tongue) 淡白湿潤、時に薄い白苔です。


舌診


上図の舌象と似ている舌の方は、黄耆建中湯が良く効く可能性が高いです。

下のボタンをクリックすると、健康な人の舌が表示されます。ご自分の舌を鏡で見て確認してください。

 脈診

脈診【脈診】(pulse) 細弱です。

 腹診

腹診【腹診】(abdomen) 腹壁は薄く腹直筋が拘攣しています。

 使用方法

正しく使用 食前または食間に服用 食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
大人は1袋(1日分)につき水600ml(約3合3勺)を加え、あまり強くない火にかけ300ml(約1合7勺)に煮詰め、袋を取り出し、2~3回に分けて食前1時間または食間空腹時に温服します。

 成分

生薬
黄耆建中湯の構成生薬は、下記の6種類です。主薬の黄耆には、栄養状態をよくし、汗を調節する作用があるといわれます。桂皮など胃腸の働きをよくする生薬も配合されています。そのほか、膠飴(麦芽糖)と呼ばれるあめもたくさん入っていて、これも栄養分の補給になります。
日本薬局方 シャクヤク(芍薬) 6.0g 日本薬局方 オウギ(黄耆) 4.0g 日本薬局方 ケイヒ(桂皮) 4.0g 日本薬局方 タイソウ(大棗) 4.0g 日本薬局方 カンゾウ(甘草) 2.0g 日本薬局方 ショウキョウ(生姜) 1.0g 粉末飴 10.0g

 組成成分

次図をクリックすると各生薬の詳細説明にリンクします。
芍薬  黄耆  桂皮  大棗  甘草  生姜  膠飴 

 構成生薬の説明

神農 主要部分は防已・黄耆・白朮で、これに緩和薬であり補性薬である甘草と生姜・大棗の組を加えた方剤です。
防已・白朮はともに湿を除く薬物、黄耆も皮膚表面の湿を除く薬物ですが、黄耆は一種の強壮薬で、多汗・盗汗(寝汗)を治すには欠かせない薬物とされています。
汗かきは結果的に燥証となることが多いですが、この場合は湿証、すなわち水太りで尿量が少なく・関節にも水がたまりやすい体質で、皮膚はしまりがなく、その結果として汗がにじみ出る。という場合に適した方剤と見ることができます。黄耆をはじめ、大半が補性薬からできており、かつ全体的に見て、やや温性で色白の水太りで疲れやすいタイプ向きと言えます。
余分な湿を除く結果として、水太りの方の体重減少にも役立ちます。また防已には鎮痛作用もあるので、関節に水がたまるのを防ぐだけでなく、痛みをとる効果も期待されます。

 製剤・薬剤形状

煎剤

煎剤 煎剤…生薬に水を加えて煎じ(煮出し)、生薬の成分を抽出させた熱い煎じ薬を薬として飲むものです。

処方の副作用  処方の副作用

証が合わなかった場合には、発疹(ほっしん)、かゆみなどの過敏症状が現れることがあります。

使用上の注意  使用上の注意

【妊娠・授乳の注意】女性
●妊婦または妊娠の可能性のある人は、使用できない場合があります。



補足説明  補足説明

 


ツムラ漢方薬一覧へ

 注 文

shopping ウチダ 黄耆建中湯 煎じ薬のお買物
商品番号 規 格 税込価格 数 量 この商品を買う↓
k0963 30日分 16,478円(税込)
数量

*【注文↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに商品が1個入ります。
*複数個お買い上げの場合は数量を入力して、【注文↓】ボタンをクリックして下さい。
*別の商品の【注文↓】ボタンをクリックするとあなたの買物カゴに別の商品が追加されます。
*このご注文からSSL(セキュリティ機能)を使用しますので、あなたの情報は安全に守られます。
NP後払い
NP後払い

ショッピングカート ログイン会員登録 お客様マイページ

●ショッピングカート…現在のカートの注文状況を確認できます。
●ログイン会員登録…ハル薬局のお買物会員登録ができます。
●お客様マイページ…現在登録されているお客様の情報を、確認・変更することができます。購入履歴の情報を、確認することができます。

電話注文電話注文 Fax注文Fax注文 メール注文メール注文 直接来店(対面販売)直接来店(対面販売)
●ご注文は、上記買物カゴ、電話、Fax、またはE-メールで承ります。
CreditCardの使用ができるようになりました。
クレジットカード
★送料全国一律500円! 5400円(税込)お買上で無料!   

↑ページ先頭へ