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ツムラ 当帰建中湯 エキス顆粒(医療用)の主治・商品説明

ツムラ 当帰建中湯 エキス顆粒(医療用)

月経痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み

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 添付文書

 ツムラ当帰建中湯エキス顆粒(医療用)

処方箋医薬品以外の医薬品

 作成又は改訂年月

**2013年3月改訂(第5版)
*2007年5月改訂(第4版)

 日本標準商品分類番号

875200

 薬効分類名

漢方製剤
漢方製剤

 承認等

販売名
ツムラ当帰建中湯エキス顆粒(医療用)

 販売名コード

5200109D1028

 承認・許可番号

承認番号
(61AM)1126

 薬価基準収載年月

1986年10月

 販売開始年月

1986年10月

 貯法・使用期限等

貯法
しゃ光・気密容器
使用期限
容器、外箱に表示

 組成

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.75gを含有する。
日局シャクヤク  5.0g
日局ケイヒ    4.0g
日局タイソウ   4.0g
日局トウキ    4.0g
日局カンゾウ   2.0g
日局ショウキョウ 1.0g
添加物
日局ステアリン酸マグネシウム、アメ粉

 性状

剤形
顆粒剤
淡灰褐色
におい
特異なにおい
甘い
識別コード
ツムラ/123

 一般的名称

当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)

 効能又は効果

疲労しやすく、血色のすぐれないものの次の諸症
月経痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み

 用法及び用量

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

 使用上の注意

使用上の注意

 慎重投与

(次の患者には慎重に投与すること)
1.
著しく胃腸の虚弱な患者[食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等があらわれるおそれがある。]
2.
食欲不振、悪心、嘔吐のある患者[これらの症状が悪化するおそれがある。]

 重要な基本的注意

1.
本剤の使用にあたっては、患者の証(体質・症状)を考慮して投与すること。なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避けること。
2.
本剤にはカンゾウが含まれているので、血清カリウム値や血圧値等に十分留意し、異常が認められた場合には投与を中止すること。
3.
他の漢方製剤等を併用する場合は、含有生薬の重複に注意すること。

 相互作用

 併用注意

(併用に注意すること)
薬剤名等 
(1)カンゾウ含有製剤
(2)グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤
臨床症状・措置方法
偽アルドステロン症があらわれやすくなる。また、低カリウム血症の結果として、ミオパチーがあらわれやすくなる。
(「重大な副作用」の項参照)
機序・危険因子
グリチルリチン酸は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が促進されることが考えられる。

 副作用

副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、発現頻度は不明である。

 重大な副作用

1. 偽アルドステロン症
低カリウム血症、血圧上昇、ナトリウム・体液の貯留、浮腫、体重増加等の偽アルドステロン症があらわれることがあるので、観察(血清カリウム値の測定等)を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。
2. ミオパチー
低カリウム血症の結果としてミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、脱力感、四肢痙攣・麻痺等の異常が認められた場合には投与を中止し、カリウム剤の投与等の適切な処置を行うこと。

 その他の副作用

過敏症注1)
頻度不明 
発疹、発赤、そう痒等
消化器
頻度不明 
食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢等
注1)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

 高齢者への投与

高齢者
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

 妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦
妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

 小児等への投与

小児
小児等に対する安全性は確立していない。[使用経験が少ない]

 包装

包装
**500g、2.5g×42包、2.5g×189包

 主要文献及び文献請求先

 *文献請求先

株式会社ツムラ お客様相談窓口
東京都港区赤坂2-17-11 〒107-8521
TEL:0120-329970
FAX:03-5574-6610

 製造販売業者等の氏名又は名称及び住所

株式会社ツムラ
*製造販売元
株式会社ツムラ
東京都港区赤坂2-17-11
相談窓口  説明表示をクリック(タップ)→説明表示 いらっしゃいませ 医療用漢方薬処方箋医薬品以外の医薬品

 主治・適応症

(Mainly treatment)…主とする治療対象です。

月経痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み

【適応症】産後の衰弱、月経困難症、月経痛、下腹部痛、痔、脱肛の痛み、坐骨神経痛、潰瘍、慢性虫垂炎

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次の症状のいくつかある方は、当帰建中湯が良く効く可能性が大きいです。



 商品説明

漢方処方  処方名:当帰建中湯とうきけんちゅうとう

●ツムラ 当帰建中湯 エキス顆粒(医療用)は、体をあたため、痛みをやわらげる作用があります。また、血行をよくして貧血症状を改善します。
血虚がはなはだしく、腹痛をともなう方に使用します。
●特に産後の衰弱や、栄養の悪い月経困難症に適応します。
●下腹痛、腰痛、月経痛のある方に用います。


●ツムラ 当帰建中湯 エキス顆粒(医療用)は、漢方の古典「金匱要略」(きんきようりゃく)(後漢時代)収載の処方に基づいて作られたエキスを、飲みやすく顆粒剤としたものです。
●当帰建中湯は、体力虚弱で、脾胃(消化器系)の強壮でないものに用いられます。建中の‘建’は建立、‘中’は中焦つまり脾胃などの消化器系を指し、建中とは胃腸の働きを盛んにするという意味です。小建中湯の膠飴を去り、当帰を加えたことから、当帰建中湯と名付けられました。また、大虚のときは膠飴を加える場合があります。

 出典書籍

西暦250年 三国時代 『金匱要略』 by校訂 東漢・張機(仲景)著。原著は《傷寒雑病論》という。北宋の王叔和は《金匿玉函要略方》全3巻を記録し伝えた。その伝本を林億らは《金匿要略方論》と改名した。全25巻、方剤262方、内科雑病、婦人科、救急、飲食禁忌などについて述べられている。漢代以前の豊富な臨床経験を総結し、弁証論治および方薬配伍の一般原則を記している。→処方使用期間:1767年間

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