腎盂腎炎、膀胱炎、月経過多症、眼底出血、尿路結核、常習性鼻出血
中医学(漢方)の治療目的は病邪を取り除き、病因を消し去り、陰陽のバランス(balance)の乱れを正し、相関する臓腑の生理機能を調和・回復させることです。 中医学(漢方)の特徴は、身体全体を診るということです。 身体全体の調子(バランス)を整え、病気を治していきます。 ですから、病気の症状だけでなく、一人ひとりの体質も診断しなければなりません。 このときの身体の状態や体質をあらわすのが証(しょう)(constitution)という概念です。 この考え方は、西洋医学が臓器や組織に原因を求めていくのとは対照的です。 中医学(漢方)の良さは、薬そのものよりも、証にもとづき人を診るという、その考え方にあります。
次の症状のいくつかある方は、猪苓湯+四物湯が良く効く可能性が大きいです。
人体の生命を支える要素として、氣(qi)・血(blood)・津液(body fluid)の3つがあります。
●血虚…血が不足している方が使用します。血の濡養(栄養・滋潤)作用の不足による症候で、広義での栄養不良状態に相当します。
皮膚につやがない、爪の色が悪い、頭のふらつき、目がかすむ、しびれ感などの症状を呈します。
●中医学の基礎を知りたい方は、次のページを参照ください。
五臓(ごぞう)
気・血・津液・精
弁証論治・事典
【証(病機)】血虚(けつきょ)
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※この判定のために、AI(人工知能)のエキスパート・システムを構築しました。
食前または食間に服用してください。
食間とは…食後2~3時間を指します。
通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口服用する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
お湯で溶かしてから、ゆったりした気分で飲むとよいでしょう。むかつくときは、水で飲んでもかまいません。
猪苓湯合四物湯は、主薬の猪苓をはじめ、下記の9種類の生薬からなります。猪苓と沢瀉、それと茯苓は、漢方の代表的な利尿薬で、水分循環を改善し尿の出をよくします。また、阿膠はロバなど動物の皮を原料とした生薬で、止血作用があるといわれています。滑石は、熱や炎症をしずめる働きをします。さらに、四物湯の当帰や川きゅう、地黄など、貧血症状を改善し血行をよくする生薬も含まれます。もう一つの芍薬には鎮痛・鎮痙作用があり、排尿痛などをやわらげます。
組成成分 |