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漢方 クラシエ 半夏厚朴湯 エキス錠:EKT-16

中医師

漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、 「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。
生体における「気=エネルギー(energy)的なもの・肉体の機能や働き」、「血=血液(blood)」、「津液=体内水分」の3要素が身体をバランス良く循環することが大切だと考えます。
人間の健康は、これら「気」(陽)「血・津液」(陰)の調和(harmony)のもとに保たれています。「血・津液」は、原動力となる「気」のもとで初めて活性化され、全身を循環して五臓六腑に栄養を供給します。 この陰陽(positive and negative principles)が調和(陰平陽秘)していれば、健康でいられますが、陰陽のバランスが崩れると、さまざまな病気が起きてくるのです。
黄帝:三皇五帝時代。夏王朝の始祖。宮廷医師、岐伯との問答形式で記された古典的医学書「内経 »素問」の著者です。日本ではユンケル「ユンケル黄帝液」などと商品名に利用されています。

クスリ

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出典書籍

西暦250年 三国時代 『金匱要略』 校訂 →処方使用期間:1764年間

生薬説明

1.半夏・生姜・紫蘇葉は、鎮嘔・制吐の作用が強く、また胃腸の蠕動を調整する(和胃降逆)。痰の抑制・鎮咳にも働く(化痰止咳)。
2.厚朴は平滑筋のけいれんを緩解し蠕動を強め(理気)、呼吸困難・喘鳴を止め(平喘)腹部膨満感を除く(除満)。
3.厚朴・紫蘇葉は憂うつ感・抑うつ感を緩解し、自律神経系の緊張を緩める(理気解欝)。
4.茯苓は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収し、利尿によって除く(利水)。また半夏とともに鎮静に働く。
(補足)
本方は、小半夏加茯苓湯に理気解欝の厚朴・紫蘇葉を配合したものに相当する。

薬剤師

中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。

自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。

五行説

五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。リンク陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) »

Hal Pharmacy

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