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東洋 十味敗毒湯 エキス細粒:TY-061
中国主治
(Chinese Mainly treatment) 面皰,濕疹,或疔瘡癰?等化膿性皮膚病初起之瘡瘍腫毒、惡寒發熱、苔膩或?膩、脈浮數或濡。中国臨床應用
(Mainly treatment) 各種癰?、瘡、疔、蜂窩性組織炎、淋巴腺炎、乳腺炎、上顎洞炎、皮膚炎、蕁麻疹、濕疹、水虫、青春痘、過敏性眼炎、麥粒腫、鼻炎、中耳炎、外耳炎等。
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1800年 江戸時代 『華岡青洲方』 華岡青洲 →処方使用期間:214年間中国辨證
(Dialectic) (1)癰瘡初起。 (2)發熱惡寒。 (3)舌苔?膩。 (4)脈浮數。
生薬説明
1.防風・荊芥・独活・川芎・生姜は、体表血管を拡張して発汗し、皮疹を透発させる(去風解表)。防風・荊芥は痒みを止め、川芎・独活は鎮痙作用をもつ。
2.柴胡・桜皮・甘草(炙甘草)は、消炎・解熱・抗菌に働き化膿を抑制する(清熱解毒)。桜皮・桔梗・川芎は排膿作用をもつ。
3.柴胡・甘草(炙甘草)は、鎮静と自律神経系の調整に働く。
4.茯苓は、組織や消化管内の水分を血中に吸収して利尿作用により除く(利水)。防風・独活は利尿を補助する。
(補足)
本方は、本来解表剤であり、化膿性疾患に用いるのは、その応用である。消炎・抗化膿・抗菌・止痒・浮腫や分泌物の消退などの作用をもつ。
中薬構成
(herb composition)
華岡青洲が荊防敗毒散という方剤(明時代の万病回春に掲載)をもとに創製したもので、化膿性疾患、皮膚疾患の初期にこれを消散する目的で、あるいはアレルギー体質を改善する目的でつくられたものです。
方剤中の主薬は荊芥・防風で、いずれも温性の発散薬で、皮膚疾患を治すには欠くことのできない薬物です。独活にも発散作用と鎮痛作用があり、桔梗には排膿作用、川芎には血液のめぐりをよくする作用、柴胡には消炎作用があります。これらはすべて発散性で、生姜の発散性も考えれば、構成生薬の大半は発散性薬物だと言うことができます。わずかに撲漱は収敏性です。茯苓という湿をとる薬物が入っていますが、荊芥・防風・独活・生姜・柴胡と大半が燥性の薬物で、方剤はかなり湿証向き、すなわち分泌物のある場合向きにできていることがわかります。
温性生薬が多いので、比較的寒証の方の皮膚疾患に適した方剤です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
方 解
方中、荊芥、防風、疏風透表、止癢透疹;柴胡、獨活 、生薑、川?、?風解表除濕;桔梗、櫻皮、生甘草、清熱解毒;茯苓利水滲濕。諸藥合用,既能疏風解表,利水滲濕,又能清熱解表,對於瘡瘍腫毒初期,而有發熱惡寒之表證者最為適宜。
中国藥方加減
(Dialectic) 1.紅腫熱痛:加銀花、連翹、土茯苓、?苡仁、梔子。 2.癢甚:加薄荷、?蛻 3.便秘:加大?、火麻仁 4.鼻蓄膿:加辛夷、葛根。 5.口?:加天花、石膏。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |