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東洋 芍薬甘草湯 エキス細粒:TY-059
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 →処方使用期間:1764年間生薬一覧
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
芍薬 » |
6 |
君薬 |
止痙 |
止痛 |
柔肝 |
補血 |
補虚薬 |
補血薬 |
甘草 » |
6 |
臣薬 |
止痙 |
止痛 |
生津 |
補気 |
補虚薬 |
補気薬 |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
生薬説明
芍薬(白)・甘草(炙甘草)は、骨格筋・平滑筋のけいれんを強く抑制して、鎮痛に働きます。また、鎮静作用もあります。このほか栄養・滋潤作用をもっています。
(補足)
本方は肝の陰血を補うことによって柔肝し、筋脈を濡養して疏泄を正常に行わせる働きがあり、鎮痙・鎮痛の基本処方として多くの処方に配合されています。
中薬構成
(herb composition)
芍薬と甘草だけの、ごく簡単な構成ですが、芍薬には筋肉の拘攣を緩解する作用があり、甘草の緩和作用と相まって、鎮痛・鎮痙効果を発揮します。
いずれも補性・潤性ですから、虚証で燥証向きと言えますが、熱証・寒証、実証・虚証に関係なく、広く鎮痛・鎮痙の目的で用いることができます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |