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漢方 東洋 桂枝加芍薬湯 エキス細粒:TY-030

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中医師

漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、 「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。
生体における「気=エネルギー(energy)的なもの・肉体の機能や働き」、「血=血液(blood)」、「津液=体内水分」の3要素が身体をバランス良く循環することが大切だと考えます。
人間の健康は、これら「気」(陽)「血・津液」(陰)の調和(harmony)のもとに保たれています。「血・津液」は、原動力となる「気」のもとで初めて活性化され、全身を循環して五臓六腑に栄養を供給します。 この陰陽(positive and negative principles)が調和(陰平陽秘)していれば、健康でいられますが、陰陽のバランスが崩れると、さまざまな病気が起きてくるのです。
黄帝:三皇五帝時代。夏王朝の始祖。宮廷医師、岐伯との問答形式で記された古典的医学書「内経 »素問」の著者です。日本ではユンケル「ユンケル黄帝液」などと商品名に利用されています。

クスリ

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出典書籍

西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 →処方使用期間:1764年間

生薬説明

1.芍薬・甘草(炙甘草)・大棗は、平滑筋・骨格筋のけいれん・緊張を緩め、鎮痛に働く(緩急止痛)。また、滋養作用により体を栄養する(補血)。
2.桂皮・生姜は、中枢性・末梢性に血行を促進し、体内を温める(温中散寒)。また、消化液の分泌・蠕動を促進する(理気)。
3.生姜は制吐・鎮嘔に働く。
4.桂皮・生姜は、悪寒・頭痛・関節痛・発熱などの表寒の症候に対し、発汗・解熱によって緩解させる(辛温解表)。
芍薬・甘草(炙甘草)・大棗は、発汗の行き過ぎを抑える。
(補足)
本方は、緩急止痛の「芍薬甘草湯」に大棗を加え、さらに「温中」の桂皮・生姜を加えたものに相当する。
また、芍薬・大棗・甘草という補血生津の薬物と、桂皮・生姜という温陽の薬物の配合で、「営衛の調和」という人体の基本的な物質と機能の調整作用があり、非常に重要な基本処方である。

薬剤師

中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。

自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。

五行説

五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。リンク陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) »

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