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東洋 葛根湯 エキス細粒:TY-013
中国主治
(Chinese Mainly treatment) 頭痛身疼、發熱無汗、惡風、項背強几几、或下痢或口噤不得語,欲作剛痙、苔薄白、脈浮。中国臨床應用
(Mainly treatment) 感冒、流感、頸項?痛、肩周炎、神經痛、腸炎、蕁麻疹、上呼吸道感染、鼻炎、中耳炎、齒痛、皮膚疾病。
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 →処方使用期間:1764年間中国辨證
(Dialectic)
(1)項背強痛。
(2)無汗。
(3)或下利。
(4)苔薄白。
(5)脈浮。
生薬一覧
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
麻黄 » |
4 |
臣薬 |
辛温解表 |
平喘 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
||
桂皮 » |
3 |
佐薬 |
辛温解表 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
|||
生姜 » |
1 |
使薬 |
辛温解表 |
化痰 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
||
葛根 » |
8 |
君薬 |
辛涼解表 |
生津 |
止痙 |
活血 |
解表剤 |
辛涼解表薬 |
芍薬 » |
3 |
佐薬 |
斂陰 |
補血 |
補虚薬 |
補血薬 |
||
大棗 » |
4 |
使薬 |
斂陰 |
健脾 |
補虚薬 |
補気薬 |
||
甘草 » |
2 |
使薬 |
調和 |
健脾 |
補虚薬 |
補気薬 |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
生薬説明
1.麻黄・桂皮・生姜・葛根は、発熱状態では発汗・解熱に働き、悪寒・頭痛・身体痛などの表証を緩解する(辛温解表)。芍薬・甘草(炙甘草)・大棗は、発汗過多になるのを抑制します(斂陰)。
2.葛根・芍薬・甘草(炙甘草)・大棗は、筋肉のけいれんを緩解する(舒筋).葛根は、特に項背部のこわばりに奏効する。
また、4薬はすべて滋潤の効果をもつ。
3.芍薬・甘草(炙甘草)・大棗は、腸管のけいれんを緩解して腹痛を止め、葛根は下痢(泄瀉)を止める。
4.桂皮・生姜は、消化液の分泌を高め蠕動を調整して、消化吸収を補助します(理気)。
(補足)
本方は、麻黄湯と同じく表寒・表実に用いますが、麻黄湯よりも発汗作用が弱く、筋けいれんを緩解する作用が付加されています。
中薬構成
(herb composition)
桂枝から甘草までの構成は桂枝湯であり、桂枝湯に麻黄と葛根を加えたものと考えればよい。
桂枝湯は弱い発汗薬であるが、これに麻黄という強い発汗薬が加わったために(麻黄と桂枝が合わさると、相乗効果で麻黄より強い発汗作用を発揮する)、方剤全体としても強い発汗剤となっている。したがって、汗の出やすい虚弱体質者には用いられない。
葛根には肩や首筋の凝りを治す作用があると考えられており、また鼻づまりを治す作用があるようである。
麻黄湯から杏仁を去って、葛根・奇薬・生姜・大震を加えた方剤とも見ることができ、麻黄湯より咳を治す作用は弱いが、肩や首筋の凝りを治す作用が強いと考えられる。また麻黄湯より補性薬がたくさん入っているので、麻黄湯よりは虚証向きの方剤と見ることができる。方剤全体として、桂枝湯や麻黄湯と同じく温性であり、漢方医学で言う辛温発表剤の一つである。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
方 解
本方適用於太陽傷寒証兼頸項不舒者,或太陽與陽明合病下痢者。本方係由桂枝湯加入葛根,麻?而成。
方中桂枝湯,發表解肌,調和營衛加麻?以增發汗?邪之功;加葛根以升津舒經,並助桂枝、麻?解表並有止痢之效。
中国藥方加減
(Dialectic)
1.熱甚、煩躁、口?:加石膏、知母。
2.咽痛、發熱:加石膏、桔梗、穿心蓮。
3.腹痛下痢:加?連、??。
4.煩?吐逆:加?連、半夏、茯苓。
5.肩臂不舒:加桑枝、桂枝。
6.皮膚癢:加?蠶、?藜。
7.鼻炎:加辛夷、蒼耳子。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |