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東洋 黄耆建中湯 エキス細粒:TY-007
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『金匱要略』 校訂 →処方使用期間:1764年間中薬構成
(herb composition)
主要部分は防已・黄耆・白朮で、これに緩和薬であり補性薬である甘草と生姜・大棗の組を加えた方剤です。
防已・白朮はともに湿を除く薬物、黄耆も皮膚表面の湿を除く薬物ですが、黄耆は一種の強壮薬で、多汗・盗汗(寝汗)を治すには欠かせない薬物とされています。
汗かきは結果的に燥証となることが多いですが、この場合は湿証、すなわち水太りで尿量が少なく・関節にも水がたまりやすい体質で、皮膚はしまりがなく、その結果として汗がにじみ出る。という場合に適した方剤と見ることができます。黄耆をはじめ、大半が補性薬からできており、かつ全体的に見て、やや温性で色白の水太りで疲れやすいタイプ向きと言えます。
余分な湿を除く結果として、水太りの方の体重減少にも役立ちます。また防已には鎮痛作用もあるので、関節に水がたまるのを防ぐだけでなく、痛みをとる効果も期待されます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |