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東洋 桂枝加黄耆湯 エキス細粒:TY-026
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『金匱要略』 校訂 →処方使用期間:1764年間生薬一覧
生薬名(herb name) | 薬量(quantity) | 君臣佐使(role) | 効能1 | 効能2 | 効能3 | 効能4 | 効能5 | 効能6 | 大分類 | 中分類 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
桂皮 » |
4 |
君薬 |
辛温解表 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
|||||
生姜 » |
1.5 |
使薬 |
辛温解表 |
化痰 |
解表剤 |
辛温解表薬 |
||||
芍薬 » |
4 |
臣薬 |
斂陰 |
補血 |
補虚薬 |
補血薬 |
||||
大棗 » |
4 |
臣薬 |
斂陰 |
健脾 |
補虚薬 |
補気薬 |
||||
甘草 » |
2 |
使薬 |
調和 |
健脾 |
補虚薬 |
補気薬 |
||||
黄耆 » |
3 |
君薬 |
補気 |
固表・利水 |
補虚薬 |
補気薬 |
・君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。 |
中薬構成
(herb composition)
桂枝湯に黄耆を加えたものです。黄耆は皮膚の栄養を高め、汗を調節する要薬で、盗汗(寝汗)・汗かきにはなくてはならない生薬です。もともと桂枝湯が汗の出やすい体質向きの方剤ですから、桂枝加黄耆湯は一層汗の出やすい虚証者向きの方剤と言えます。
カゼや急性熱性疾患の初期(悪寒や頭痛を訴える時期)に用いるほか、虚弱児のアセモその他の皮膚疾患(比較的軽症のもの)に用いて奏効することが多いです。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |