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漢方 ツムラ漢方 五苓散料 エキス顆粒:1017

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中医師

漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、 「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。
生体における「気=エネルギー(energy)的なもの・肉体の機能や働き」、「血=血液(blood)」、「津液=体内水分」の3要素が身体をバランス良く循環することが大切だと考えます。
人間の健康は、これら「気」(陽)「血・津液」(陰)の調和(harmony)のもとに保たれています。「血・津液」は、原動力となる「気」のもとで初めて活性化され、全身を循環して五臓六腑に栄養を供給します。 この陰陽(positive and negative principles)が調和(陰平陽秘)していれば、健康でいられますが、陰陽のバランスが崩れると、さまざまな病気が起きてくるのです。
黄帝:三皇五帝時代。夏王朝の始祖。宮廷医師、岐伯との問答形式で記された古典的医学書「内経 »素問」の著者です。日本ではユンケル「ユンケル黄帝液」などと商品名に利用されています。

クスリ

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出典書籍

西暦250年 三国時代 『傷寒論』 校訂 →処方使用期間:1764年間

生薬一覧

五苓散の中薬一覧(herb list)
生薬名(herb name) 薬量(quantity) 君臣佐使(role) 効能1 効能2 大分類 中分類

リンク猪苓 »

3

臣薬

利水止瀉・消腫

利水滲湿薬

リンク沢瀉 »

5

使薬

利水止瀉・消腫

清熱

利水滲湿薬

リンク白朮 »

3

佐薬

利水止瀉・消腫

健脾

補虚薬

補気薬

リンク茯苓 »

3

君薬

利水止瀉・消腫

健脾

利水滲湿薬

リンク桂皮 »

2

使薬

理気・散寒(通陽)

解表

解表剤

辛温解表薬

君薬…方剤配合中の主薬で、症状に対して主に作用する薬物です。
臣薬…主薬を補助して主薬の効き目を強化する薬物です。
佐薬…主薬に協力して二次的な症状を取り除くか、または主薬を制御し、主薬による副作用を抑えるか防ぐ薬物です。
使薬…方剤の中では二次的な薬物か、引経(薬物を病のある場所まで引率していく作用)の薬物です。

生薬説明

1.白朮・茯苓・猪苓・沢瀉は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収して、利尿作用によって排除します(利水惨湿)。猪苓・沢瀉は、尿細管再吸収抑制によるやや積極的な利尿作用をもつといわれています。
この作用により、浮腫や下痢(泄瀉)を緩解します(止瀉・消腫)。
2.桂皮は、血管拡張により血行を促進し、また消化吸収を補助し、利水の効果を強めます(通陽)。また、発熱・悪寒・頭痛などの表証があるときには、発汗・解熱に働きます(解表)。
(補足)
本方は、利水滲湿の基本方である四苓散(白朮・茯苓・沢瀉・猪苓)に通陽の桂皮を加えたものです。体内の水分の偏在(組織内や消化管内の水分貯溜)に用いるべきもので、脱水には禁忌です。熱証を呈するときには単独で用いてはならないです。

中薬構成

中薬構成(herb composition) 神農

沢瀉・茯苓・猪苓は利尿薬の代表、白朮・桂枝も燥性薬で、漢方で湿証に対処する方剤の代表とされています。
この方剤には桂枝という表証用の生薬が入っているので、同じ湿証でも頭痛・めまいを伴う湿証と見ることができます。
湿証は一般に口渇がないのを常としますが、この方剤は普通、口渇と尿量減少を目標に用いられます。そうするとこの口渇は、熱証による口渇と見なければなりません。水を飲むとすぐ吐くというのが、この方剤の使用目標の一つに数えられますが、それは、湿証で水を受けつけないためと、熱証であるため(寒証なら時間を置いて吐く)とによると考えれば、理解できます。
要するにこの方剤の適応する証は、湿熱証で、口渇と尿量減少があり、しばしば頭痛やめまいを伴い、水を飲むと吐くというのが、その典型的な証です。

神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。

薬剤師

中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。

自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。

五行説

五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。リンク陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) »

Hal Pharmacy

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