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ウチダ 茯苓飲 煎じ薬:69
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『金匱要略』 校訂 →処方使用期間:1764年間中薬構成
(herb composition)
人参・白朮・乾姜・甘草は人参湯、人参・白朮・茯苓・甘草・生姜・大棗なら四君子湯です。この方剤は人参湯の白朮(収斂性)を発散性の蒼朮に、乾姜をより発散性の強い生姜に代え、潤性のある甘草を去って、湿をとる茯苓・陳皮・枳実を加えたものです。
陳皮・枳実も発散性で、生姜とともに健胃・消化作用があり、胸やけを治す作用があります。
すなわちこの方剤は、人参湯や四君子湯より発散性が強く、積極的に胃部の湿を追い出す方剤と言えます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |