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ウチダ 人参養栄湯 煎じ薬:108
中国主治
(Chinese Mainly treatment) 氣血兩?、積勞?損、呼吸少氣、形?神疲、面色萎?、心?驚悸、食少作瀉、咽乾唇燥、婦女月經不調、舌淡、脈細弱。中国臨床應用
(Mainly treatment) 低血壓、神經官能症、神經衰弱、慢性骨髓炎、結核病、心律不整、慢性腎炎、經閉、?後病後體?、?髮、遺精、陰萎。
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1107年 宋時代 『和剤局方』 陳思文 →処方使用期間:907年間中国辨證
(Dialectic) (1)氣血??。 (2)面色萎?。 (3)納呆作瀉。 (4)不眠驚悸。 (5)脈細弱。
生薬説明
1.人参・黄耆・白朮・茯苓・甘草(炙甘草)は、全身の機能を高め代謝を促進し、消化吸収を強め、元気をつけ疲労感を除き抵抗力を増す(補気健脾)。また、たんぱく合成・造血・免疫能増強に働く。2.白朮・茯苓は、組織中や消化管内の余剰の水分を血中に引き込んで利尿によって除く(利水)。
3.熟地黄・当帰・芍薬・五味子・遠志は、栄養物を含み、全身を栄養・滋潤し、神経機能や内分泌機能を正常化する(補血)。
4.当帰は、血管拡張により循環を改善し、栄養物の分配・供給を強める(活血)。
5.桂皮は、血管拡張により内臓や末梢の循環を強めて体を温め(補陽散寒)、唾液・胃液の分泌を高めて消化吸収を補助する。
6.当帰・芍薬・遠志は鎮静作用をもち、特に遠志は催眠に働く(安神)。
7.遠志・五味子・陳皮は、鎮咳・去痰作用をもち、五味子は呼吸困難を改善する(平喘)。
8.陳皮・桂皮は、蠕動促進によって消化吸収を補助する(理気)。
(補足)
本方は、補気の基本処方「四君子湯」と補血の基本処方「四物湯」を組み合わせ、補気の黄耆と去痰止咳の五味子・遠志および理気化痰の陳皮を配合し、川芎を除いたものに相当する。
十全大補湯(去川芎)に遠志・五味子・陳皮を加えたものでもあり、「気血双補」の処方となっている。すなわち、機能面・物質面の消耗に対して用い、咳嗽・不安・浅眠を伴う状況にもよい。
中薬構成
(herb composition)
当帰から黄耆までは、十全大補湯から川弓を除いたものに相当し、これに陳皮以下を加えたものです。五味子には鎮咳、遠志・陳皮
には去痰作用があり、また遠志・五味子には強壮・鎮静作用が、陳皮には理気・健胃作用もあります。いずれも温性で、十全大補湯にさらにこのような作用が加わったと見ることができます。
すなわち気血両虚を治す大補剤で、しかも健胃・去痰・鎮静の効を兼ねる方剤と言うことができます。やや燥証向きで、熟地黄が入っているので、下痢や食欲不振の方には慎重に投与する必要があります。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
方 解
本方為補養氣血常用方劑,即十全大補湯去川?加陳皮、五味子、遠志而成。 十全大補湯乃氣血雙補之方劑去除川?之行血加入陳皮理氣健脾、遠志、五味子、安心寧神、使補而不滯、氣血易生。
中国藥方加減
(Dialectic) 1.心?驚悸不眠:加柏子仁、酸棗仁、茯神。 2.納呆:加山?、麥芽。 3.咳嗽:加杏仁、貝母、阿膠。 4.遺精:加龍骨、牡蠣。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |