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ウチダ 芎帰膠艾湯 煎じ薬:77
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『金匱要略』 校訂 →処方使用期間:1764年間中薬構成
(herb composition)
方剤の名称は構成生薬中の川苛・当帰・阿膠・交葉からとったものであるが、組成としては四物湯に交葉・阿膠・甘草を加えたものと見ればよい。
四物湯は寒虚証で燥証の貧血を治す方剤であるが、これに止血作用のある交葉と阿膠が加わったものである。甘草は緩和の目的で加
えられたものであろう。
四物湯の構成生薬はすべて升性で補性(すなわち強壮作用があることになる)の温性補血薬であり、これに止血薬が加わったものであるから、貧血性虚弱体質者の下部出血の止血に適した方剤と言うことができる(下部出血には升性薬が必要)。三黄瀉心湯や黄連解毒湯(いずれも降性薬から成る)が、熱証ののぼせ症の上部出血の止血に適するのと、まさに対蹄的である。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |