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ウチダ 茵蔯蒿湯 煎じ薬:135
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦250年 三国時代 『傷寒論+金匱要略』 校訂 →処方使用期間:1764年間生薬説明
1.菌藤葛・山樋子・大黄は、胆汁の分泌と排泄を促進する.菌藤蕎は胆汁中の胆汁酸・ビリルビンを増加させ、胆嚢収縮作用をもつ.大黄は胆汁の流量を増加させ、菌藤葛・山楯子の作用を促進する. 以上の作用により黄疸を消退させる(退黄).
2.菌藤葛・山樋子・大黄は、消炎・解熱・抗菌に働く(清熱).
3.菌藤高・山楯子は、利尿作用をもち、毒素や代謝産物を排泄し、炎症性溶出を抑える(利湿).
4.大黄は、潟ト作用により糞便を除き、毒素の吸収を防ぐ(潟r).
5、山楯子・大黄は、止血に働く.
(補足)
本方は、主に利胆作用を利用して黄疸に用いるとよい.
ただし、溶血性黄疸や寒証を伴う黄疸には適さない.
中薬構成
(herb composition)
菌薩・楯子ともに黄疸の要薬で、これに下剤である大黄が加わったものである。
三者ともに寒性・燥性・降性であるから、この方剤は湿証で熱証で升証向きだと言うことができる。肝疾患は末期症状として腹水・尿量減少を起こすことからもわかるように、原則的に湿証であり、黄疸は、望診の項で述べたように、原則的に熱証である。尿の出が悪いことは升証であるが、大便の出が悪かったり、時には吐き気を訴えることもあって、肝疾患は原則として湿熱升証であることがわかる。西洋医学でも黄疸には下剤や利尿剤や消炎剤を用いる機会が多いが、この方剤はまさにそれらを兼ねた格好の方剤と見ることができます。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |