注文・問合せ0120-325-328
ツムラ 当帰湯 エキス顆粒(医療用):102
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
漢方薬の効き目や使い方を記述する掲示板を利用する方は、次をクリックして下さい。
漢方薬クチコミ掲示板(ゲストブック) »
出典書籍
西暦655年 唐時代 『千金方』 →処方使用期間:1359年間中薬構成
(herb composition)
本方剤の主薬は当帰と見るべきですが、その基本をなしているものは、桂枝湯(桂枝加芍薬湯)です。ただし、大棗は除かれ、生姜はより温性の強い乾姜に代えられています。
桂枝加芍薬湯に当帰と黄耆を加えたもの(膠飴を加えることもある)は帰耆建中湯といい、小建中湯を用いるべき場合で、さらに貧血や盗汗のある場合に用いますが、本方剤中にもそれがやや変形され1た形で入っていると見てよいです。
蜀椒・乾姜・人参は大建中湯から膠飴を去ったものに相当しますが、大建中湯は腹部が軟弱無力で冷えのある人の、堪え難い腹痛に用いられる方剤ですから、帰耆建中湯と合わせ考えると、貧血や盗汗のある冷え症の虚弱者の激しい痛みに良効ある方剤と見ることができます。
これに半夏厚朴湯の主薬である半夏と厚朴が加えられたものが本方剤ですが、半夏・厚朴はともに降作用が強いことから、痛みによるイライラを鎮静させる作用の強い方剤と言うことができます。したがって帰耆建中湯や大建中湯の痛みの対象は、主として腹部であったが、本方剤の痛みの対象はむしろ胸背部であり、胸背部の激痛を下に引き下げ、落ちつかせるような効果があります。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |