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ツムラ 治打撲一方 エキス顆粒(医療用):89
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1800年 日本時代 『本朝経験方』 →処方使用期間:214年間中薬構成
(herb composition)
発散薬と収敵薬を上手に組み合わせて、打撲後の治癒を促進する目的でつくられた方剤と見ることができます。
桂枝・甘草の組み合わせば桂枝湯の基本構造で、これに芍薬の代りに、活血・鎮痛作用のある川葛と、健胃・駆風作用のある丁香が加えられて、発散・鎮痛効果を万全たらしめています。
一方、止血作用のある川骨、消炎作用と排瀉作用のある大黄は、撲漱と共に収斂作用をもっており、打撲による腫れと痛みを・一面において発散させつつ、収斂し止血する効を兼ねたものと考えられます。
桂枝・川骨・丁香いずれにも健胃作用があり、打撲時に用いられる西洋薬が、とかく胃腸障害を伴いやすいことを考えれば、安心して使える打撲症用薬です。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |