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サイセイン:S147
漢方・中医学(Traditional Chinese Medicine)における治療の特徴は、「病気そのものにこだわらず、体質の改善によって健康に導く」ことと、
「自然の生薬(herb) »を処方した漢方薬を使う」ことです。 |
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出典書籍
西暦1920年 明治時代 『一貫堂医学』 森道伯 体質改善を主にした漢方療法→処方使用期間:94年間中薬構成
(herb composition)
黄苓・黄連・黄柏・楯子は黄連解毒湯、当帰・奇薬・川尊・地黄は四物湯で、合わせて温清飲に相当します。これに消炎・発散作用のある柴胡・薄荷・連麹、消炎・潤燥作用のある瓜呂根、排膿・化疾薬である桔梗・牛曹子を加えたものです。
柴胡・黄苓の組み合わせがあるので、一応柴胡剤と見ることもできますが、全方剤中の柴胡のパーセンテージが少なく、柴胡は付加的要素と見た方がよさそうです。
明らかに熱証用の方剤ですが、温清飲が基本になっているので、血液の欝滞を伴った赤み、ないし赤黒い肌色が、この方剤の適応となります。
※神農:三皇五帝のひとりです。中国古代の伝説上の人といわれます。365種類の生薬について解説した『神農本草経』があり、薬性により上薬、中薬、下薬に分類されています。日本では、東京・お茶の水の湯島聖堂 »に祭られている神農像があり、毎年11月23日(勤労感謝の日)に祭祀が行われます。
中医学(漢方)は中国(China)で生まれ、発展した体系医学です。その起源(origin)は遠く2千3百年以上も前に遡ります。そして、日本にも古く(5世紀)に中国から朝鮮半島を経て伝わり、日本独自の発展をしました。 自然(nature)との調和(harmony)を求め、自然に学ぶ。自然を活かし、人(human being)を活かす。自然の恵み(mercy)。 五行:万物(all things)が木(tree)・火(fire)・土(earth)・金(metal)・水(water)の5つの要素で構成され、自然界の現象はこれらの運動や変化によって説明できるとした世界観です。陰陽五行説(positive and negative,five classification theory) » |