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●便秘は無理に便意をがまんしたり、食事量が少なく消化のよいものばかりをとってる人、運動不足や食事の不規則な人がなりやすいのです。
●成分としては便のカサをふやすもの、便の囲まるのを防ぐものなどのようにおだやかに効くものと、もっと積極的に腸を刺激して、ゆるんだ腸の運動を活発にするものなどがあります。
●便秘は個人差が大きいため、薬の使用時には、まず少量より始めて自分に適した分量を決めるようにします。便秘薬を漫然と使っていると、とかく癖になりがちですから、日常の生活習慣、食物の種類・分量に注意を払うほか、腹筋運動につとめて便秘薬のいらない体質にする努力も必要です。
●頑団な便秘には、直腸を刺激して排便を促す浣腸薬があります。これには液剤と坐剤があり、肛門より直腸内に薬剤を挿入することにより排便を促進させるもので、頑団な便秘のほか、食あたりなど速やかに排便を必要とする場合にも用いられます。この場合も先の便秘薬同様、癖になりがちですので、食事をはじめ日常の生活習慣に注意する必要があります。