概要
口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染症によって引き起こされる、唇やその周りに痛みを伴う水疱(みずぶくれ)ができる病気です。
単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると症状がなくなった後も神経細胞に住みつく特徴をもっています。
そして発熱、疲労、ストレス、月経、紫外線などで体の抵抗力が落ちるとウイルスが活発化し、再発を繰り返す特徴があるため、再発のケアが肝心です。
『アラセナSクリーム』は、持田製薬株式会社(社長:持田直幸)が、医療用医薬品で「帯状疱疹、単純疱疹」での適応を持つ抗ウイルス剤「アラセナ‐Aクリーム3%」をOTC医薬品として開発した口唇ヘルペスの再発治療薬です。有効成分「ビダラビン」は、口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスの増殖を抑え、口唇ヘルペスの症状を軽減する働きがあり、医療用の局所性抗ウイルス剤市場においてトップの売り上げシェアを誇ります。『アラセナSクリーム』は、この医療用医薬品と同濃度となる3%の「ビダラビン」を含有し、1日1?4回の使用で優れた効果をあらわします。べとつかず、目立たないクリーム剤なので、メイクをする方の日中のケアにおすすめです。また、無味無臭なので口の周りに塗っても気にならないのも特長です。
2009年にOTC医薬品として日本で初めて有効成分「ビダラビン」を配合した口唇ヘルペスの再発治療薬『アラセナS』を発売いたしました。再発治療薬として、「ピリピリ、チクチク」という前駆症状から、「赤み、水ぶくれ、痛み」など発症期の症状や回復期の症状まで7日?2週間程度の口唇ヘルペスの各段階のどこからでも使用できるほか、特に早期の使用で治療までの期間を短くすることができる点でご好評いただいております。
この度のクリーム剤の発売により、患部の状態や生活者のニーズ、使用シーンに合わせてお選びいただくことが可能となります。今後も生活者のセルフケア実践に貢献できるよう新剤形や新しい有効成分を配合した製品などの開発を積極的に行ってまいります。
また、店舗での情報提供のためのツールや薬剤師向けの説明会の実施など、適正使用のための支援も充実してまいります。
使用方法
- 早期に使用すると治りが早く、ひどくなりにくいため、ピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら出来るだけ早く(5日以内)に使用を開始してください。
- 使用時期は毎食後、就寝前を目安にご使用ください。
成 分
アラセナSは医療用アラセナ-A軟膏3%、アラセナSクリームは医療用アラセナ-Aクリーム3%と同じ濃度の有効成分を配合しています。
ビダラビンは口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスの増殖を抑え、口唇ヘルペスの症状を軽減したり、発症から治癒するまでの期間を短縮する働きがあります。
製剤・薬剤形状
〈クリーム〉
軟膏クリームチューブ…成分をワセリンや脂肪などの基剤に溶かしたり練り込んだ半固形状のものです。ジェル剤やゼリー剤もこの仲間です。いずれもよく手を洗い、患部を清潔にしてから使いましょう。