概要
●抗ヘルペスウイルス成分ビダラビンを含有する口唇ヘルペスの再発治療薬です。
●口唇やそのまわりにピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら、すぐに塗布することをおすすめします。
- ビダラビンは1963年に開発された抗単純ヘルペスウイルス剤です。
- 医療用では「アラセナA」として、単純ヘルペス治療薬シェアとしては約70%を占めています。
- 「アラセナS」は、医療用で使用されている「アラセナ-A軟膏3%」をスイッチOTCとしたもので、日本でのOTC医薬品としては初めての「ビダラビン製剤」です。
- ビダラビンは1~4回と、より少量で効果を発揮します。
- 基剤にワセリンを使用し、患部をやさしく保護します。
使用方法
1日1~4回、患部に適量に塗布する。
(唇やそのまわりにピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら、すぐに塗布する)
- 早期に使用すると治りが早く、ひどくなりにくいため、ピリピリ、チクチクなどの違和感をおぼえたら出来るだけ早く(5日以内)に使用を開始してください。
- 使用時期は毎食後、就寝前を目安にご使用ください。
成 分
(1g中)
アラセナSは医療用アラセナ-A軟膏3%と同じ濃度の有効成分を配合しています。
添加物として、ワセリン、流動パラフィンを含有します。
ビダラビンは口唇ヘルペスの原因となる単純ヘルペスウイルスの増殖を抑え、口唇ヘルペスの症状を軽減したり、発症から治癒するまでの期間を短縮する働きがあります。
製剤・薬剤形状
〈軟膏剤〉
軟膏クリームチューブ…成分をワセリンや脂肪などの基剤に溶かしたり練り込んだ半固形状のものです。ジェル剤やゼリー剤もこの仲間です。いずれもよく手を洗い、患部を清潔にしてから使いましょう。